本当に、もしかしてなんだけど。
まさか、君。
君が見ているその風景と、君以外の人から見えてる風景。
その二つが、全く同じ風景だって思ってる?
他の人からも見ても「君が見ているのと同じ青」だって、そう思ってる?
君が「青」って呼んでるその色は、他の人から見たら「君が赤って呼んでる色」かもしれないのに?
君の隣にいる人が見ている「人間」の形は、君が思ってる「タコ型火星人」の形かもしれないよ?
でもさ。
それは、君には確かめようがないんだよね。
どうやったって、君は他の人の目から見た世界を見れないんだ。
それってね、見る必要がないから見れないんだよ。
君が見ているこの世界で、人が鳥のように空を飛べないのも、ジャンプをするだけで簡単に宇宙へ行けないのも、君がお金持ちじゃないのもさ、ぜーんぶ一緒なの。
重力のせいでもないし、不況のせいでもなんでもない。
「その必要がないから」
ただ、それだけなんだ。
だからさ、いま君から見えてる「君の周りにあるもの」は、全部「そこになきゃいけないもの」なんだよ。
嫌な上司も、きつい仕事も、とってもお安い給料も……
……って、僕がこうして穏やか~に、君に話したってさ、
君は絶対に「そんなの知るか!」って、叫びだすんだよね。
もう!
分かってるって!
だからね、僕も少し考えてみたんだ。
君が、簡単に笑顔になれる方法はないのかな?ってさ。
それでね、ひとつ思いついたんだ。
あのね。
いま君は、君を楽しむためだけに、この世界を見てるんだ。
それだけの為に、君は君の世界を創り続けているの。
そんな君が発する言葉の力って、もの凄いんだよ。
だからね。
君が何かの言葉を発する時、その言葉の終わりに「~を楽しむために」って、付け足してみて。
その言葉通りの君の世界が、君の周りにどんどん創られていくからさ。
君が君を楽しむために。ね。
ピポ
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